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学校経営方針


平成22年度学校経営方針

平成22年度 本別中学校学校教育推進にあたって

〜みなの心と体と知恵で築こう本別中学校〜


地域と共に歩み、地域の風が行き交う学校づくりを目指して
 

 

○ はじめに

 

 「確かな学力」「豊かな心」「健やかでたくましい心身」の育成を目指した教育改革も今年で9年目を迎えた。今、教育基本法及び学校教育法などの改正を受けて、教育課程の基準や改革の基本的な考え方が明確となっています。教育の今日的な課題として、学力の低下や後を絶たないいじめや不登校の問題など、山積となっています。これらの諸課題を的確に受け止めて、次代を担う子ども達に、基礎的・基本的な学力の定着はもとより、豊かな心を育むための教育を推進していかなければならない使命を負っています。そのために、学校の教育力や教員の指導力を高めることにより「知・徳・体のバランスのとれた心身共にたくましい心豊かな生徒の育成を目指した教育活動を推進していきたいと考えています。子どもたちに豊かな教育を施し、保証するためには教員が子どもとき合う時間や教員自身の力量を向上させるための研修活動などの充実が不可欠であります。

 今後も、生徒一人ひとりの、学ぶ意欲を高めつつ、「学ぼうとする力、学び続ける力、学び合う力」を向上させ、個々の個性や特性を伸ばす質の高い「確かな学び」を保証していかなければなりません。

 また、青少年にかかわる重大な問題行動が後を絶たず、「豊かな心」を育むための更なる教育の充実が強く求められています。基本的な生活習慣の定着はもとより、様々な教育活動を通じて「感動する心」、「礼儀や忍耐」を培い規範意識や公共心の育成など、心豊かな人間性や会性を育む道徳教育を一層進めていくことも重要な課題の一つであります。

 これらの課題を解決していくためには、教師力や学校力の向上はもとより、家庭や地域、関係機関との連携を深め、地域の風が行き交うような地域と共に歩む学校づくり、加えて地域の特性を生かした特色ある教育活動を十勝管内教育推進方針及び本町の教育行政執行方針に基き進めていきたいと思います。

 

○目指す学校像「学びの共同体・一体感のもてる学校」

1 教職員、生徒が安心・安全で楽しく生活できる学校

2 教師と生徒が何事にも本気で一体となり、一生懸命取り組み互いに伸びていく学校

3 美しく整備された環境の中で明るい挨拶が自然に交わされる学校

 

○目指す教師像「自己研鑽に励み、共に高め合う教師」

1 積極的に校内外での研修に励み、授業の工夫改善に努め、実践的指導力を磨く教師

2 教育環境を整え、教育専門職としての資質を磨く教師

3 信用失墜行為、交通事故違反、金銭管理等の、服務規律遵守に徹する教師

 

○目指す生徒像「学ぼうとする力、学び続ける力、学び合う力を育む生徒」

1 文武両道に励み、健康で逞しい心身を培う生徒の育成

2 基礎的・基本的な学力を身につける生徒の育成

3 道徳的実践力を身につける生徒の育成

1 学校経営の方針

 

(1)「確かな学力」の定着を図る

   地域や学校の実態を踏まえ創意ある教育課程の編成・実施、学習指導の内容、形態の工夫・改善などを通じて、子どもたちの学ぶ意欲を高め、望ましい学習習慣を身につけさせ  るとともに、自立した生き方を支える基礎的・基本的な資質・能力として、自ら学び自ら考え行動する力などの確かな学力の向上に努める。また、家庭学習の習慣化を定着させる。

(2)道徳教育の充実を図る

   道徳教育は、道徳の時間を要として学校の教育活動全体を通して行うものである。発達段階に応じて指導内容を重点化し、体験活動を充実させる。道徳教育推進教師を中心とし  た地域の人材活用、体験等を通して道徳教育の充実を図る。

(3)言語環境の整備と言語教育の充実を図る。

   言語は、知的活動やコミュニケーション、感性・情緒の基盤である。このために国語科における読み書きなどの基本的な力の定着を図るとともに、各教科や学級活動等における  記録、説明、論述、討論などの学習活動の充実を図る。また、日常の言語環境の中での気配りを大切にする。

(4)特別支援教育の充実を図る。

   障がいのある生徒などについては、関係機関と連携した支援のための計画を個別に作成するなど、個々の障がいの状態等に応じた指導内容や指導方法の工夫計画的、組織的に行  うこと。また、コーディネーターが推進役となる特別支援委員会の充実を図り、保護者、教師間、関係機関との連携を密にし、効果的な指導が行える体制を整えることに努める。

(5)異校種の学校間の連携・接続を推進する

   児童生徒の発達段階を踏まえた教育活動の連続性を図るため、小・中・高校の連携を図り、三校研などにおいて交流を深める。また、教育課程の編成・実施や指導方法の工夫・  改善などを通じて、学校運営の充実に努める。

 

2 学校経営の重点

 

 <今年度の具体的な重点>

@本校の教育目標を具現化するため、「子どものために」を基調に師弟同行の精神をもって、日々の教育実践に努める。

A感動を大切にした教育の推進を図る。感動は学ぶ意欲を育む原動力であることを強く意識した教育活動の展開を図ることに努める。

B心の触れあいを大切にした、他を思いやる心や自律心を鍛える。また、生と理解を基盤とした生徒指導に全力を挙げ、孤立した生徒が出ないよう全教職員で見守り、指導に当   たる。(甘やかしでない温かさ、怒ることのない厳しさをもって接しながら、声をかけ、   認め、励ますことに努める。)また、つく指導の徹底を図る。

C工夫された授業、一人ひとりを大切にしたきめ細かな授業などの「分かる授業」の展開に心がけ、日常の評価活動についても更なる研修に努め、資質の向上を図る。

D学年・学級は、学校教育目標達成の最良の場である。それぞれの発達段階に即して、目標の具現化に当たり、生徒一人ひとりの能力が高まるように努める。

Eボランティア活動を通して、豊かな人間性を育み、人間としてのあり方、生き方を学び、思いやりあふれる望ましい生徒集団の育成に努める。

F職場体験学習を通して、望ましい職業観、勤労観を育み、キャリア教育の充実に努める。

G道徳教育の充実に努める。道徳推進教師を中核とし、あらゆる教育活動を通して、生き方を重視した体験活動の推進に努める。又、地域の人材等を活用して道徳教育の充実を図る。

H健康安全の指導の充実を図る。いじめや不登校で悩んでいる生徒を的確に把握するとともに自他の命の大切さを知り、心身の痛みに気づき、逞しく生き抜く力を育む指導に努める。

I保護者や地域から信頼される協働体制の確立を図る。

公教育に携わる教師には、町教育行政執行及び地域や保護者の負託に応える使命と責任がある。その自覚に立って保護者や地域から信頼される開かれた学校教育を推進する。


 ○情報の公開 ○PTA活動の連携や地域行事等への参加、協力・地域公開参観日

 

 上記のことを実現するには、職場の良好な人間関係はもとより、職場の雰囲気づくりが大切です。教師一人ひとりの個性が生かされ、最大限の能力が発揮出るような職場でなければならない。また、「親が子の鏡」であるように「教師は生徒の鏡」であることを肝に銘じて、この一年「元気で明るく、楽しく」をモットーに宜しくお願いします。

 

3 教育課程編成の基本的な方針:学校教育目標の具現化を進めるにあたり

 

 教育課程の編成は、学校経営の中核であり要である。すなわち、子どもの学習内容の計画を立てるとともに、授業の遂行と時数を適正に確保することにある。そのためには、週28コマ通常(50分)を基本とし、100%の授業時数を確保する。また、新学習指導要領の行期に伴い教育課程の見直しを図り、本校の実情に適した特色ある教育課程を、法令及び習指導要領の基本方針にのっとり編成していく。

 

(1)本校教育目標の具現化を図るため、生徒や地域の実態に即した教育課程の編成に努める。

(2)法令や学指導要領、十勝管内教育推進基本方針及び本別町学校教育行政執行方針の趣旨を 踏まえ、地域や学校の実態、生徒の心身の発達段階や特性等を考慮し、適切に管理・運営す る。

(3)教科、道徳、特別活動、総合的な学習の時間の調和を図る。移行期に伴い、総合的な学習 の時間と選択教科の内容、時数配分を工夫する。

(4)1単位時間50分を算定基準とする年間授業時数を確保する。そのために、定期的に時数 の点検及び教育課程の進行状況等の点検をする。

(5)常に教師の創造性を十分に発揮し、特色ある学校づくりを目指した教育課程を編成する。

(6)PDCAサイクルの機能を生かした、教育課程を編成する。

(7)新学習指導要領の実施移行期を踏まえて、平成24年度からの新学習指導要領完全実施に 向けて対応できる教育課程の編成に努める。

(8)国旗、国歌斉唱時の指導を教育課程に適切に位置づける。

 







平成21年度学校経営方針(学校経営案より抜粋)

平成21年度 本別中学校<学校経営方針>
                 

『地域と共に歩む学校づくりを目指して』

                            本別中学校長 西 岡 敏 幸

   はじめに

教育基本法及び学校教育法の改正を受け、教育課程の基準や改善の基本的な考え方が明確となりました。それらの改善事項等を考慮し、平成24年度からの完全実施に向けて、移行期間をすすめてまいります。

今日的な課題には「学力低下、いじめ、不登校」などが上げられます。これらの課題を的確に受け止め、学校の教育力や教員の指導力を高めることにより、「知・徳・体」のバランスの取れた心身ともにたくましい生徒の育成を目指し、教育活動を展開していきたいと考えております。

子どもたちに豊かな教育を保障するためには、教員が子どもと向き合う時間を十分に確保するとともに、教職員の資質・能力を向上させる研修等の充実が必要であります。

今後もより一層、生徒一人ひとりの学ぶ意欲を高め、個性や特性を伸ばす質の高い「確かな学び」を保障していきたいと考えております。

また、青少年にかかわる重大な問題行動が後を絶たず、「豊かな心」の育成のさらなる充実が強く求められております。社会生活を送る上での規範意識や公共心の育成など、豊かな人間性や社会性を育む道徳教育を推進することも重要な課題でもあります。

以上の課題を一つ一つ解決していくためには、家庭や地域社会、関係機関との連携をより強化し、地域と共に歩む学校づくりを目指したいと考えております。

 

「目指す学校像」 <学びの共同体としての学校>

1生徒、職員が安全・安心して楽しく生活できる学校

2生徒、教員が何事にも本気で一生懸命取り組み、お互いに伸びていく学校

3。美しく整備された環境の中で、明るいあいさつが交わされる学校

1. 学校経営の方針

(1)「確かな学力」の定着を図る

 創意ある教育課程の編成・実施、学習指導の工夫・改善等を通じて、子どもたちの学ぶ意欲を高め、望ましい学習習慣を身に付けさせるとともに、自立した生き方を支える基礎的・基本的な資質・能力として、自ら学び自ら考え行動する力などの確かな学力の向上に努める。また、家庭学習の習慣化に力を入れる。

(2)道徳教育の充実を図る

    道徳教育は、道徳の時間を要として学校の教育活動全体を通じて行うものである。その指導においては発達段階に応じて指導内容を重点化し、体験活動を充実させる。また、道徳教育推進教師を中心に、「相田みつを美術館移動展」を活用して道徳教育の充実を図る。     

(3)言語教育の充実を図る 

    言語は、知的活動やコミュニケーション、感性・情緒の基盤である。このため国語科における読み書きなどの基本的な力の定着を図るとともに、各教科等における記録、説明、論述、討論といった学習活動の充実を図る。

(4)特別支援教育の充実を図る

 障害のある生徒などについては、関係機関と連携した支援のための計画を個別に作成することなどにより、個々の障害の状態等に応じた指導内容や指導方法の工夫を計画的、組織的に行うこと。特に、特別支援学級又は通級による指導については、教師間の連携に務め、効果的な指導を行うことに努める。

(5)学校間の連携・接続を推進する

    児童生徒の発達段階を踏まえた教育活動の連続性を図るため、小・中・高校の連携を図り、三校研などにおいて交流を深める。また、教育課程の編成・実施や指導方法の工夫・改善などを通じて、学校運営の充実にも努める。


2.学校経営の重点

≪今年度の具体的な重点≫

(1)本校の教育目標を具現化するために、「子どものために」を基調に師弟同行の精神をも

   もって、日々の教育実践に努める。

(2)生徒理解を基盤とした生徒指導に全力を挙げ、孤立した生徒が出ないよう全教職員で             見守り指導に当たる。(甘やかしでない温かさ、怒ることのない厳しさをもって接しな                            がら、声をかけ、認め、励ますことに努める。)
(3) 工夫された授業、一人ひとりを大切にしたきめ細かな授業等の「分かる授業」の展開

   に心がけるとともに、日常の評価活動についても更なる研修に努め、資質の向上を図

   る。

(4) 学年・学級は、学校教育目標達成の最良の場である。それぞれの発達段階に即して目標

   の具現化にあたり、生徒一人ひとりの能力が高まるように努める。

(5) 食に関する指導(食育)を通して、日常の食習慣の見直しを図るとともに、「早寝」

   「早起き」「朝ごはん」の習慣化を図り、生活習慣の改善に努める。

(6) ボランティア活動を通して、人間としての在り方、生き方を学び、思いやりあふれる

   望ましい生徒集団の育成に努める。

(7)職場体験学習を通して、望ましい職業観・勤労観を育み、キャリア教育の充実に努める。                

(8)「相田みつを美術館移動展」等を活用し、道徳教育の充実に努める。


 以上のことを実現するには、職員がいつも明るく笑顔で仕事ができ、毎日学校に来ることが楽しいと感じられる職場でなければならない。「職員が元気で明るければ、生徒も元気で明るくなる」をモットーに一年間よろしくお願いいたします。